
自然連鎖の中、増加し農作物を荒らす鹿が問題になり被害額も大きなものとなっているのをご存知ですか?
現在は大半が焼却・埋没処理されますが、一方でその栄養価をみれば、鹿肉の成分を他の畜肉と比較するとタンパク質が多く、脂質が少なくカルシウムや鉄などの無機成分が多く含まれているなど非常に優秀な食肉であることに「真田の台所」は着目しました。*出典
作物被害の削減と、食肉としての日常化はできないだろうか?
上田市において産業化させることができれば、廃棄となっていくものを食に変え、健康になる、そんなサイクルができれば素晴しいと考えています。
長野県上田市は真田幸村の赤備えの甲冑、六文銭の兜にあしらわれた鹿の角(つの)は当時から勝利の象徴として縁起を担がれてきたものでもあります。
上田市には古くから鹿が生息していますが、「真田の台所」では、鹿肉を産業化すべく、問題点をクリアしながら推進していこうと考えています。
肉の栄養かで豊富な鹿肉を推奨していくことにより、長寿県たる模範的な選択肢として普及を強化してこうと考えます。
なお『真田の台所』を象徴するメニューの「真田バーガー」は、山に生きる鹿、山の果物であるラズベリーの相性により、臭みを消すのではなく鹿肉の旨みを引き上げるための独特の製法によって作られているのです。
またパテ(肉)は基本的に塩コショウの味付けですが、シェフの秘伝レシピによって全体がうまくコンビネーションされています。尚、肉は100%鹿の「真田バーガー」か、100%ビーフの「ビーフハンバーガー」を選択することができます。
※出典 長野県工技センター研報「県内で捕獲されたニホンジカの肉の栄養成分より。